雨降りの日に窓を開けても問題ない?効率的に風を通すコツとは?

結露、湿気対策
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梅雨の時期など、長期にわたる雨が続くときは、
家の中が湿気でムシムシしますよね。

確かに、除湿器やエアコンの除湿機能を使うのも一つの解決策ですが、
たまには新鮮な外の空気を家の中に取り入れたい!
と感じることもあるでしょう。

ですが、雨が降っている最中に窓を開けると、
室内に余計に湿気が入り込むのではないかと心配になります。

そういう状況で、
窓を開けても室内の換気をすることが本当に大丈夫なのか?
雨の日におすすめの換気方法があるのか?

この記事では、以上のような疑問にお答えしていきます。

雨の日にも安心して窓を開けて換気ができるのか?

雨の日に窓を開けると外の湿った空気が家の中に入り込むため、
室内の湿度が高まると想像する人は多いです。

しかし、湿度が必ずしも上昇するわけではありません。

窓を開けたとき、室内の湿度にどのような変化が起きるのか?

室内の湿度が高くなる主な原因には、以下のようなものがあります。

・屋根や壁の隙間から外の湿った空気が入り込む
・キッチンや浴室、トイレなどの水回りで発生する湿気
・高気密・高断熱の住宅では、
 一度室内に溜まった湿気が外に逃げにくい構造になっている

しかし実際には、雨の日でも窓を閉め切ってしまうと、
湿気が外に逃げる道を塞いでしまい、
室内の湿度がさらに高くなってしまうことがあります。

季節や時間帯、気温などによっても状況は変わりますが、
外の湿度が室内の湿度よりも低い場合も少なくありません。

したがって、これから説明するように、
雨がそれほど強くない場合は、
時折窓を開けて新鮮な空気を室内に取り入れることは、室
内の快適さを保つ上で非常に有益な方法です。

雨の日に推奨される換気のコツ

室内の空気を効率的に交換するためには、
風の流れを作り出すことが大切です。
そのためには、同じフロア内の複数の窓を開けて、
風の通り道を作ることがおすすめです。

効率的な空気の流れを作り出すための方法

雨の日であっても、
短時間であれ10分程度でも、空気を動かすことで、
室内の空気がかなり入れ換えられます。

ただし、雨が強く降り、
室内に雨水が入り込む可能性がある場合は、
窓を開けることは避けましょう。

雨水が室内に入ると余計に湿度が上がり、換気の効率が減少してしまいます。

窓と換気扇の併用で最適な換気を

特にキッチンの換気扇は、
室内の湿気を外に排出するのに便利なアイテムです。

窓を少し開けて換気扇を稼働させることで、
湿気の多い梅雨の季節でも室内を快適に保つことが可能です。

例えば、一つの窓しかないワンルームマンションにお住まいの方は、
窓を開け、換気扇を使用することで、
空気が室外へと循環するようになります。

これによって風の流れが生まれ、
室内の湿気が外に逃げやすい状態を作り出せます。

除湿器やエアコンの除湿機能を使うのも一つの手ですが、
空気を新鮮に保つためには、適切な換気が非常に重要です。

雨の日に窓を開けることに、心配になるかもしれませんが、
適切な換気方法を取り入れることで、
湿気の多い日でも快適な室内環境を維持することができるのです。

扇風機やサーキュレーターを使用した室内空気循環

夏場に涼しさをもたらす扇風機やサーキュレーターですが、
これらは室内の空気循環を促進するという役目にも利用できます。

扇風機やサーキュレーターを使用する際には、
主に以下の2つの方法が推奨されます。

1. 窓のそばでの利用
扇風機やサーキュレーターは、
後ろから空気を吸い込んで前方へと風を送り出す機能を持っています。

これを窓辺に設置し、室内のほうに向けて使用することで、
外の新鮮な空気を室内に取り込みやすくなり、
同時に湿気を外に追い出すことに貢献します。

特に、お部屋に複数の窓がある場合は、
一方の窓に扇風機を配置するだけでも大丈夫です。
窓が一つしかない場合でも、
空気の循環を促すことで湿気を軽減することができますよ。

2. 風を上向きに送る
湿気は水分を多く含んでおり重いため、
室内の下部に溜まりやすい傾向にあります。

そこで扇風機やサーキュレーターを天井方向に向けて使用すると、
湿気を含んだ重い空気を室内の上部に押し上げ、
部屋全体の空気を動かすことができるのです。

窓を開けられない日であっても、
この方法で空気を循環させるだけで、湿気の予防になりますし、
窓を開けている際には、
より効率的に空気を入れ替えることが可能になります。

エアコンの換気機能を上手に使う

エアコンは一般的に室内の空気を循環させて
温度を調節する家電として知られていますが、
これだけでは外の新鮮な空気との交換には貢献してくれません。

しかし、換気機能がついたモデルであれば、この機能を使うと、
室内の空気を外に出してくれるため、
外が雨で窓を開けられない日でもとても役立ちます。

まとめ

梅雨というと、外の高い湿度によって
室内もどうしても湿気がこもりがちです。

その結果、雨の日は窓を開けずに過ごすことが多いですよね。

しかし、実は窓を開けることによって
湿気対策としての役割が期待できることも多いんです。

たとえ10分程度の短い時間であっても、
雨がそれほど強くないときに空気を交換することで、
室内をさわやかな状態に保つことができるのです。

雨天であってもすぐに窓を閉じてしまうのではなく、
時には思い切って窓を開けて新鮮な空気を取り込み、
快適な室内環境を作り出してみてはいかがでしょうか?

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